実際の住宅案内事例 当日後半

3件目を超える頃からテンションに注意する。

例えば、
外国人の質問がネガティブに集中する場合、

● フローリングの色が暗い
● 道路に近く少しうるさい
● 食器洗い乾燥機が無い

例えば、
ポジティブに集中する場合、

● 玄関のアプローチが良いね
● 畳の部屋が感じが良い
● 床暖房が備え付きで良い

上記どちらの雰囲気もこのまま放っておいてはだめだ。
その外国人が住む物件を選ぶのが今日の目的だ。

3件目4件目になったら、
部分部分をどうこう言うのではなく、

全体的に考えて、
(直感的に考えて)

○ AよりBの方が良い
○ BよりCの方がいいが、Dは除外

というコメントを引き出すようにしなければならない。

例えば、
部分的なことに集中している時に、

この物件は床暖房があって良いですね。
しかし先程のBは、
リビングが広いという点で優れていましたね。

という感じで、
比較させる。

部分的にはどんな物件も善し悪しがあるが、
そこに集中せず、
他と比較して全体を捉えるようにする。

そうすると、
5件目6件目と進むうちに、
外国人が真剣になって来るのが分かる。

真剣というのは、つまり、
ある点で妥協しなければならない現実に、
向き合っているということだ。

1日目の案内は、
全体的に(理論ではなく感覚で)見て、
第1、第2希望を外国人の口から発せられることで、

目的を果たせたといえる。


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