自動車

国際免許

外国人が日本に1年以上滞在するために上陸した日から数えて1年間しか(本国で得た)国際免許証で自動車を(日本国内では)運転する事ができない。
1年以上滞在する事が確実な場合は、初年度のうちに、外国免許を日本の免許に切り替える必要がある。
手続きが非常に複雑であるのと、どの国の免許証を日本の免許に切り替えるのかによって、実技試験が必要な場合と不要な場合がある。
http://www.jaf.or.jp/inter/index.htm
具体的にケース毎に、JAFに問い合わせるのがよろしい。

例外としてフランス・スイス・ドイツなど、日本では通用しない国際免許証もある。
その場合は本国の免許証とJAFで発行される翻訳文を提携する事で、日本国内を運転する事ができる。

 

カーナビ

カーナビは英語でGPS(グローバルポジショニングシステム)。
英語版のカーナビを手に入れることは可能だが、日本語版の最新版の方が使い勝手がよい。
英語版は、どうしてもバージョンが古く、地名は日本語表記にせざるを得ない場合もある。
むしろ日本語版で如何に使いやすく説明するか、そして、外国人が日本語の初歩のコツをつかむエクササイズと考えることもよいと思う。

外国人の前で説明する前に、
重要な目的地を全て登録しておく事。自宅・職場・学校・空港・駅・区役所・主要観光地等。
そして全て英語表記に直すこと。
次にその目的地へ実際に行こうとする場合のセットの仕方を紙に書き込む。
1番目にこのボタン。2番目にこのボタン。3番目にこのボタン。という具合だ。
ここまでの準備をした上で始めて外国人に説明をする。

通常ここまでで十分だが、更に意欲的な外国人には次のステップを話す。それは新たな目的地の登録方法。
電話番号・住所・施設別などいろいろな形で目的地を探せるということをまず話し、実際にそれぞれどんな具合になされるか実演する。
その他機能があるが、その外国人が知りたそうな操作のみを教えるのがよろしい。

いずれにしても重要な点は、
前もって最小限のディスプレイのレイアウトを紙に書いておくこと。
それはボタンを押すたびにボタンの配置も変わってしまうので、数枚用意する事。
外国人に話す前に自分で登録する事で、操作方法を把握しておくこと。
実際に実演する時は、ボタンをひとつづつ説明するのではなく、目的地をセットしてナビが始まるという基本動作のみを反復して理解させ、その人の意欲・飲みこみの速さに合わせて、次のステップを踏むこと。
漠然と全体を説明するのではなく、一つの機能を完全にマスターさせるということだ。

 

運転教本

車を手配する場合は、運転教本も一緒に提供したい。
JAFで外国語の教本を手に入れることが出来る。
http://www.jaf.or.jp/inter/index.htm

そしてこれを渡す時に2・3点でいいから口頭で重要なポイントを説明するのがよろしい。
例えば一旦停止“止まれ”の字を外国人は読めないので、この字の意味は一旦停止だという説明をする。赤い逆三角の標識の場合や、道路上に“止まれ”となっている場合や、本に出ている絵で説明してもよいし、実際の運転中に目に入った段階で教えてもよい。
踏み切りの一旦停車や、左折時でも前方の赤信号に従わなければならないことなど、西洋と少し違うことを話すのも効果的だ。


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